【自家歯牙移植】
インプラントでもない
入れ歯でもない
ブリッジでもない
歯を失った際の「第4の選択肢」
失った歯の代わりに
「ご自身の歯を代用」します。
※セカンドオピニオンにも対応※
※注意事項※
- ※移植代、再生療法のお薬代(歯周組織の治癒を促すお薬)を使用する場合あります。
- ※根管治療代(根っこの神経治療)、被せ物代を併せると1歯30万円+税となります。
- ※親知らずと言われる8番の歯を抜いて、移植する方法は保険適応になりますが、当院では保険による移植は行なっておりません。
- ※当院における移植治療は、全て自費治療(保険外治療)のみとなっております。
3Dレプリカを用いた自家歯牙移植

歯が失われた部分に親知らずなどの利用していない歯を移植する「自家歯牙移植」があります。当院でも実施していますが、最初から実際のはを移植するのではなく、CTデータから3Dソフトで作成した移植歯レプリカを用いて、抜歯した穴に移植する歯がうまく入るようにあごの骨を削って調整します。
移植する歯を使って調整すると、移植を成功させるために一番大切な、根の周囲の「歯根膜」と呼ばれる組織を損傷してしまうことがあります。精度の良いレプリカを使用することで、歯根膜のダメージを最小限に抑えることができます。また、オペ時間も短くなり、安全・安心な移植治療につながります。
レプリカによる下準備
下準備後の実際の歯の移植
「人工歯」ではなく「ご自身の歯」にこだわる方へ
歯を失った際の選択肢としては「インプラント」「入れ歯」「ブリッジ」の3つが一般的ですが、実は第4の選択肢が存在します。
それが、ご自身の健康な歯を、失われた部分に移植する「自家歯牙移植」です。
なぜ、多くの方がこの方法を知らないかというと、自家歯牙移植は技術力や経験を要する治療のため、どの医院でも行っている治療ではないためです。
また、適応症例は限定される治療法でもあります。
イメージしやすいように、一例をご紹介します。
【自家歯牙移植の症例紹介】
同じ症例を、レントゲンと口腔内写真に分けて掲載しました。
歯の根が未完成のまま生えてきた歯(根未完成歯)を抜歯し、代わりに親知らずを移植したケースです。
レントゲンバージョン
赤丸を付けている部分の左側が根未完成歯と呼ばれる歯です。これを抜歯し、右隣にある親知らずを移植したケースです。
口腔内写真バージョン
「自家歯牙移植」のメリットとは?

自家歯牙移植をすることのメリットは大きく分けて3つあります。
- 「人工物」ではなくご自身の歯を有効活用できる
- 「噛み心地」はご自身の歯と同じ
- 他の健康な歯に「ダメージを与えない」
それぞれご紹介します。
メリット1:「人工物」ではなくご自身の歯を有効活用できる
インプラントや入れ歯やブリッジなどは「大きな人工物」となりますので慣れるまで違和感は大きなものになります。
また利用する材料によっては金属アレルギーが生じたり、しっかり噛めない、すぐに外れる等の問題が生じることもあります。自家歯牙移植はご自身の歯をしっかり移植させますので、このような問題は生じません。
メリット2:「噛み心地」はご自身の歯と同じ
インプラントや入れ歯、ブリッジ等は「天然歯と比べ、噛み心地がよくない」という話を聞いたことがあるかもしれません。これは、「噛み心地や食感」を感じさせるセンサーの役割を果たす「歯根膜がない」ことが原因です。
歯根膜は次のような効果があります。
メリット3:他の健康な歯に「ダメージを与えない」
実は、入れ歯やブリッジは「他の健康な歯を犠牲にして成り立つ治療法」です。
例えば、入れ歯であれば、入れ歯を安定させるために他の健康な歯にバネを装着します。ブリッジであれば、両隣の健康な歯を大きく削り、その歯を支えとして被せ物をかぶせます。
物を噛むたびに、健康な歯が強い力で揺さぶられますので、最終的にはその支えとなっている歯も抜歯の運命をたどります。
しかし、自家歯牙移植は他の健康な歯を支えとする治療ではないため、このようなことは起きえません。
自家歯牙移植とその他の治療を表にまとめてみました。
| インプラント  | 入れ歯  | ブリッジ  | 自家歯牙移植  |
---|
人工歯/天然歯 | 人工歯 | 人工歯 | 人工歯 | 天然歯 |
噛み心地 | 〇 | △ | 〇 | ◎ |
他の歯へのダメージ | なし | あり | あり | なし |
外科処置 | 必要 | 不要 | 不要 | 必要 |
審美性 | ◎ | × | 〇 | 〇 |
自家歯牙移植の症例をご紹介
【自家歯牙移植の症例①】
同じ症例を、レントゲンと口腔内写真に分けて掲載しました。
下の顎の歯が抜歯となったため、上顎にある親知らずを移植したケースです。
レントゲンバージョン
口腔内写真バージョン
【自家歯牙移植の症例②】
同じ症例を、レントゲンと口腔内写真に分けて掲載しました。
下顎の親知らずを、上顎に移植したケースです。
レントゲンバージョン
口腔内写真バージョン
【自家歯牙移植の症例③】
同じ症例を、レントゲンと口腔内写真に分けて掲載しました。
上顎の親知らずを下顎の抜歯しなければならない歯に移植したケースです。
レントゲンバージョン
口腔内写真バージョン
自家歯牙移植を検討されたい方へ。セカンドオピニオンにも対応
ここまでお読みいただきいかがでしたでしょうか?
インプラントにしようか、入れ歯にしようか、ブリッジにしようかで悩まれている方の中には、自家歯牙移植が新しい希望になった方もいると思います。
自家歯牙移植はすべてのケースで対応できるわけではありませんので、興味をお持ちになりましたら、一度ご来院ください。精密な診断をし、自家歯牙移植ができるか否かをお伝えします。
また、当院ではセカンドオピニオンにも対応していますので、治療法に迷われている方、ぜひご活用ください。
当院は自家歯牙移植の他、インプラント、ブリッジ、入れ歯にも対応していますので、総合的な複数のご提案をさせていただきます。
初診「個別」相談 セカンドオピニオン
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。